1年ぶりに書く日記

今日はいいことがあったから書きます。

書こうと思ってアプリを開いたら、前回の投稿から丁度一年でびっくりしました。それだけです。

 

今日4月1日、ずっとずっと、ずーーーーっと行こうと思って行っていなかったカフェに遂に行きました。最寄り駅の近くで、自転車で5分もかからないほど近くて、毎日電車から見える線路沿いのカフェです。何故今まで行かなかったかと言うと、物凄く、物凄く入りにくい外装だからです。外装というか、お店の形です。敷地が30°の鋭角三角形なんです。たぶん30°もない。なんかやたら薄いんです。こんな所人が入ってゆっくりできるスペースがあるのか、、と見る人全員が不安に思うような形なんです。だから今まで行くのを渋っていました。

 

いざ入ってみると、山田孝之似の店主さんが居ました。常連さんらしき人と楽しそうに話しててちょっとタイミング間違えたかなと思ったけど、笑顔で挨拶してくれました。2階に案内されて、ちょっとギシギシ言う階段を登ると、最高の雰囲気でした。部屋は壁が深緑と木造だから結構暗く、各テーブルのライトがほんのり灯っていました。なんていうか、最高に落ち着く、、、、スピーカーからはクラシックがずっと流れていました。至る所に本や画集、雑誌が並べられていて、アコギやミモザのスワッグ、花瓶に刺さった綿も飾られていました。もう好きすぎて、、、住みたいぐらい居心地が良かったです。高円寺のオシャレ喫茶に負けないくらいには良かったです。二階席はせいぜい5、6人ぐらいしか座れないスペースでした。でもその狭さがやたら落ち着きます。天井も低くて、唯一ある窓は30×30ぐらいで小さく光もあまり入らない感じでした。

 

席についてしばらくしたら山田孝之が階段を登ってきました。メニューと呼び鈴をもってきてくれました。呼び鈴の形が、福引きで当選したときに「おめでとうございまぁぁす!」ってカランカラン鳴らすときのアレで、かわいかったです。でもこれを使ってまた階段上り下りさせるのはなんか気が引けて、その場ですぐアイスコーヒーを注文をしました。

 

山田孝之がアイスコーヒーを持ってきてくれて、おまけにチョコレートを2つ頂きました。

持ってきた本を読みながらコーヒーを飲みました。

本当にここのカフェ落ち着くし集中できる。気がついたら小説一冊読み終わってました。

 

めっちゃ余談ですけど、本は新海誠の映画天気の子の書き下ろし小説を読んでいました。一昨年の夏、恋人と映画見に行って、最近になって彼が小説を読んでいて面白いよと勧められたので私も買ってみました。好きな人とおんなじ本を読むのってなんか夢だったのでこっそりやってみました。流石に2年も経てばところどころ忘れてるシーンもあって、読むうちに、あーー!あったあった!ってなるのが楽しかったです。今度彼に私も読んだよって報告してみようかな。でもちょっとキモイな。

 

とりあえず、地元のカフェが最強に最高だったことに気が付けてよかったです。本当にもっと早く行っとけばよかった。

 

 

麗子像

家族旅行というか家族キャンプにこないだ行きました

2日目に近くの川でラフティングをすることになってました

父親が勝手に予約してました

私は海洋恐怖症で、川も苦手だから絶対にやりたくないと駄々を捏ねて私だけキャンセルしてもらいました

3時間も1人で時間を潰さなくては行けなくなったので、少し離れた美術館まで送ってと父親に頼みました

天一美術館というところでした

とっても綺麗で、静かで、私以外お客さんはいませんでした

この美術館の名物というか、見物は岸田劉生の「麗子像」です

日本絵画ではかなり有名な作品なので楽しみにしていました

いざ展示室に入ろうとして部屋を覗くと、なぜか怖くて足が動かなかったです

誰もいない、音もしない、薄暗い部屋、壁にかかった麗子像、なぜかお化け屋敷同等の恐怖感があって結局入れませんでした

 

私は美術館で作品を見るときにいつも思うことがあります

まずこの作品がホンモノかどうか、版画ではないか、それを見ます

ホンモノじゃないとあんまり楽しくないです

いや、楽しくないというか、楽しさが半減しちゃうというかなんというか

ホンモノの良さはやっぱりホンモノを目の前にして、ホンモノの前に立たないと分かりません

あの画家、あの人が何時間も何日もこの場所に立ってこの作品に向き合って作り上げてきたんだと、その画家の人生の一部を体験しているような気持ちになります

これが美術館の1番の楽しいところです

それがこの天一美術館では、恐怖に感じてしまいました

たくさんの麗子像に見られている、というよりかは岸田劉生に見られているような思い込みをしてしまいました

部屋の外から麗子像をちらと見ただけで心臓が持たなくてロビーに逃げました

結局この天一美術館では何も見れませんでした

だれもいない美術館ほど怖いものはないと感じた日でした

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放浪日記

大学は午前休で3、4、5限があったのですが、なんか行く気になれなくて電車をそのまま乗り過ごしてサボりました

飯能駅まで行って西武秩父線に乗りました

2人がけの向かい合わせの座席になっていて、外装もレトロで、人も少なくて、サイコーです

これが普通の電車料金なの嬉しすぎる

1時間半ぐらい電車に揺られて、いつもは終点の西武秩父まで降りないのですが今日はなんとなく芦ヶ久保駅で降りました

グーグルマップには頼らず地元の観光看板だけを頼りに散歩しました

まじでだれも人がいないので一人で歌ってたら曲がり角におじさんがいて恥ずかしくなりました

勾配な上り坂をしばらく登っているとめちゃめちゃ見たことがあるいちご農園がありました

見ず知らずの村に降りて適当に歩いてたら毎年家族と来てるいちご農園の場所についたのです

ちょっとびっくりしすぎて30秒ぐらい固まってました

そのいちご農園も過ぎてさらに歩くと農村公園のあじさいとローラー滑り台にたどり着きました

ローラー滑り台の両脇に満開のあじさいがたくさんあって、滑りたい、、と思ったけどさすがに女一人だしなあ、ってなっていたら公園を整備しているおじさん二人に話しかけられました

ここの滑り台は100メートルあるんだよ、乗ってきなよ、押してあげるよって言われて、乗りました

たぶんしばらく誰も乗っていなかったんだろうなあ、顔面に蜘蛛の巣くらいまくりました

今日は気温も涼しくて、人もいなくて静かで、その中で一人颯爽と滑り台を滑るのはなかなか楽しかったです、おじさんありがとう!!

 

そのあとは廃校になった小学校を見に行ったり、神社に行ったり、道の駅で野菜を買ったりして帰りました

5限は出たかったから滞在時間は1時間ちょっとだけでした、また行き直します

めちゃめちゃど田舎で緑しかないところだったけど空気がおいしくて、サイコーでした

いつもカメラ持ち歩いてるのに今日に限って持ってこなかったのが唯一の悔いです

 

たまには一人でのびのび自由に遊ぶのもいいなあ

でもちょっと旅仲間がほしいなって思った

 

夏はどこへいこうかな、18きっぷ買っていけるとこまで行ってみよう

暇で時間があるうちに思い立つことは全部やりたいって最近すごく思います

ずっと前から書き溜めてるやりたいこと行きたいところリストをこの夏消費しまくります

あーーーたのしみ!!!

 

その前にレポートやらなきゃ

テスト勉強しなきゃ

 

 

 

 

LGBT

 

 

本当にこれだけは時間のかかる問題というか、どうすればいいのか全く見当のつかない問題だなあと思います

LGBTについて理解をする、という面では今後良くなっていく方向になる気はしますが、根本的に対象に対する考えを変えるとなると結構難しい話ですよね 

どうしても気持ち悪いって思う人は思います

私だって嫌いなトマトを食べろと強要されても困りますし、無理なもんは無理な人もいます

私が一番嫌なのは「なんで?美味しいじゃん、分かんないわ〜」とかいうやつです

要はLGBTは普通であり気持ち悪いと思うお前は異常だとなる社会がくるのもよくないなあと

意味のわからない例えだなこれ

ざっくり二つの意見に分かれるものは、誰しもが心の広い人ではないので一生どこかで対立し続けるのかなと思います

難しいなぁ 

 

もう一つLGBTについて思うこと

LGBTを決めるのは誰なのでしょう

何をもってLGBTと決めるのでしょう

医師の診断、自己診断、色々ありますが誰が正しくてどれが正解なのかわからない気がします

自分のことを一番理解しているのは自分だと

そう思う人が多いかもしれません

でも私はわかりません

よく性格診断とかの選択で、例えば「あなたは責任感がある」に対してあてはまる、まあまああてはまる、ふつう、〜とかありますよね

こういうの選ぶのめちゃくちゃ難しくないですか?

そんないつも自分を分析して考えながら生きているわけではないので、どんな診断結果でもあまりへぇ〜とならないというか、なんというか

自分を知ることって、もともと範囲が分からないのでまず知るその対象を知ることからはじまるとなると果てしないというか

自分でも何も言っているのかわからなくなってきました

 

LGBTにもどろう

私はメンズ服を着るのが好きです

靴も鞄もメンズのデザイン結構好きで、兄のものをよく借りたりしてます

中学の時も好きでベリショにしてたこともあるし、そう考えるとあれ?私って、、て思います

けどスカートも大好きだし、今はロングヘアまで伸ばそうと思ってるし

恋愛対象にしても、普通に男性が好きで恋人もいますが、長い付き合いで大切な女性もいます

LGBTの友達は、恋愛対象と認識するポイントとして「その人のために自分を犠牲にできるか」というのを持っているらしいです

その観点でいくと私も彼女に対してまあ当てはまるっちゃ当てはまるなと感じました

でも恋愛の価値観は人それぞれなのでわかりませんね

自分が気づいてないだけで本当は好きなのか?と思う瞬間もありました

 

自分を100理解できる人はいないと思います

でも決めつけでも思い込みでも、自分が苦しんだり不幸を感じることにつながっていないのなら、なんでもいいと思います

他人は他人、出来ることなら気にするな、辛かったら理解くれる人のところに行こうじゃないか、と思います

 

私の友達は恋愛で苦労しているそうです

辛そうだけど、恋してる彼女は本当に可愛くて綺麗だなぁと思います

素敵な人にぜっったい会えると思います

頑張れ友達!!

 

 

 

 

デッサンの話

H、HB、B、2B、、、

これらの英数字

何かと言われなくても鉛筆の芯の種類だろうとすぐわかると思います

シャーペンの芯でも、きっとみんな何種類かは使ったことあると思います

でもその違いって、私的には書いてみた感じ全然違うわ!!てなるほどではなかったんですよね、絶対HBじゃないとヤダみたいなお友達もいましたが

 

Hはhard、Bはbrackの頭文字です

Hの方が芯が硬くて薄く、Bの方が芯柔らかくて濃いです

その中間がHBかと思いきやFというものがあります、firm(しっかりとした)です

私はデッサンを始めるまでFの存在を知りませんでした、、割と一般的に知られてるならちょっと恥ずかしいですが、、

 

デッサンにおいて私が使う鉛筆の種類は3H〜6Bあたりです

絵の具でもないのに、画面は白黒なのに、こんなに数多くの種類があるんですよね

そしてこれを使い分けるのがほんとにマジでめちゃくちゃ大事なんですよね

 

デッサンにおいて必要なのはいかに画面の中で空間を作り出すことができるか、だと思っています

空間を作り出すためには、前後感と陰影を作ればいいのです

 

奥行き感、空間感は一眼レフで撮った写真で考えるとわかりやすいです

ピントが合っている部分があって、背景はボケていて柔らかくなっている状態をイメージします

つまり手前のものはバッチリ書いて、奥にあるものは控えめに書きます

バチバチ見せる方法、柔らかく見せる方法、

ここで鉛筆の種類が出てきます

 

Hは硬くて薄い、Bは柔らかくて濃いと言いましたが、デッサンではよくHは鈍い調子、Bは鮮やかな調子とか言います

白黒なのに鮮やかなんてあるかと思うでしょうが、書いてみると全然違います

手前に出てきているところははっきりバチバチ描きたいのでB系を使います

奥にあるもの、奥にまわり込んでいくところはH系を使います

これをするだけで前後感がかなり出ます

 

そしてもう一つ大事なのが、陰影です

ただ立っているモデルより、スポットライトを当てられているモデルの方が目立ちますよね

それとおんなじで書くものにも一方向の光を当ててあげます

実際より大げさに当てちゃうんです

見えなくても当てちゃうんです

よく言えば演出、悪く言えば捏造です

でも光が当たれば、ものの影側ができます

そしてものが床に落とす陰ができます

はい空間の出来上がり!!!

 

これらを意識しながら描いていると、

はっ!!空間が見えた!!と思う瞬間が来ます

それがめっちゃ楽しいんですね〜〜

ただの紙に、鉛筆だけで空間を作り出す

カッケェなぁ〜〜とか自画自賛しながら書いてます、楽しいです

 

好きなものの話を書くのは楽しいですね

思っていることを文字に起こして可視化するのも楽しいです

まだまだデッサンには深いところ、おもしろいところがありますがキリがないので

最近うまく書けたデッサンを貼って終わります

 

 

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はぁぁぁ週末はついに実技入試だぁぁ

インフル三日で治ったのできっと大丈夫、大丈夫、、

 

 

 

 

 

センター2日前の日記

本当に勉強しなくては

このままでは落ちるぞ

わかっているのだが

家を飛び出してしまった

もちろんカメラを持って

でも楽しかったから良しとする

天気が良すぎるのが悪い

 

 

隣町の方まで自転車を飛ばしました

地図を見るのは無しで成り行きで知らない町に出かけるのがもう趣味化しています

特にフォトスポットに行きたいわけでもありません

ここのお店の看板の色かわいいなーとか

あの小学生たちはなに話してるのかなーとか

あの遊具さびさびではげはげだなーとか

勝手にバックグラウンドを想像してサイクリングをするのが好きです

3:00〜日没までの時間帯の太陽が好きです

ほんとに、なんでもないものでもその光を浴びるとストーリーが見えて来る気がします

今日は何にも植えられていない誰もいない広い畑の周りをぐるぐるしていました

道の端にリアカーがありました

ほんとにただのリアカー

でもなんか惹かれるものがあって写真を撮ってみました

撮り終えて自転車に戻ろうとしたら、知らないおじさんにガン見されてました

2メートルぐらい畑に入ってしまっていたので、やばい怒られる!!と思ったのですが

「あれが珍しいの?」

と聞かれました、ただ散歩してた人みたいなので安心しました

私の最大限のコミュ力を駆使し撮っていた理由を伝えましたが「ほーん」と言われました

そこから少し話しました

そのおじさんは散歩が好きでよくしてるそうで

この町のあたりのことを教えてくれました

コミュ障な私ですが楽しかったです

写真でこういう出会いがあるのも素敵だなと思いました

 

さあ勉強!!!

 

したくないなぁ

 

はやくリアカー現像したいなぁ

 

 

 

 

 

 

 

予備校で得たもの

美大受験のために美術予備校に通ってます

受験対策として、基礎デッサンから始め、受ける学科の傾向に合わせた課題などなどを日々取り組んでいます

あくまでも受験のために通っていますが、普通に絵やデザインの勉強として得たものがたくさんあります

 

ただのデザインと人目を惹くデザイン

その違いはなんなのでしょうか

どうすれば人目を惹くことができるのでしょうか

それを教わったのも、身につけたのも予備校でした

 

ある日の課題

ビーカーと軍手を使って自由に書きなさい

もう意味がわからないですよね

たぶん半年前の私だったらエスキース三時間で終わると思います

謎すぎるモチーフでいいデザインを描くにはどうすればいいのでしょうか

 

コントラストの強さ(明暗)

細かーい複雑なデザイン(疎密)

白黒グレーとカラフル(彩度)

メインとサブメインの割合の比率(面積比)

共感性のあるものの「らしさ」

だいたいこれです

絵を描く中でこれをめちゃくちゃ意識します

画面の中を視線誘導するようなデザイン

画面の中に見せ場となる部分を作る

どのようなグラフィックデザインでも

そういう仕組みがほとんどあります

ようはその仕組みを作れるようになればいいのですが、なかなか難しいです

私が書いているのはアナログの絵なので、液晶に映し出されたカラーパレットから好きな色を選んで塗ることはできません

自分の思い通りの配色をするのは案外大変で、カラーチャートを理解したり組み合わせの相性を考えたりしなければなりません

塗り重ねるにも時間がかかるし、フリーハンドで自由曲線を引くのも技術が必要です

これが普通のデザインと美大受験のデザインの違いではありますが、これを経験するしないではだいぶ違うなって思いました

 

デッサンについてもまた語ろうと思います

 

 

ビーカーと軍手の課題の時に描いた作品

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指の滑り止めの部分を描いたのですが

友達に「クマさんの手みたいだね」と言われてしまいました