デッサンの話
H、HB、B、2B、、、
これらの英数字
何かと言われなくても鉛筆の芯の種類だろうとすぐわかると思います
シャーペンの芯でも、きっとみんな何種類かは使ったことあると思います
でもその違いって、私的には書いてみた感じ全然違うわ!!てなるほどではなかったんですよね、絶対HBじゃないとヤダみたいなお友達もいましたが
Hはhard、Bはbrackの頭文字です
Hの方が芯が硬くて薄く、Bの方が芯柔らかくて濃いです
その中間がHBかと思いきやFというものがあります、firm(しっかりとした)です
私はデッサンを始めるまでFの存在を知りませんでした、、割と一般的に知られてるならちょっと恥ずかしいですが、、
デッサンにおいて私が使う鉛筆の種類は3H〜6Bあたりです
絵の具でもないのに、画面は白黒なのに、こんなに数多くの種類があるんですよね
そしてこれを使い分けるのがほんとにマジでめちゃくちゃ大事なんですよね
デッサンにおいて必要なのはいかに画面の中で空間を作り出すことができるか、だと思っています
空間を作り出すためには、前後感と陰影を作ればいいのです
奥行き感、空間感は一眼レフで撮った写真で考えるとわかりやすいです
ピントが合っている部分があって、背景はボケていて柔らかくなっている状態をイメージします
つまり手前のものはバッチリ書いて、奥にあるものは控えめに書きます
バチバチ見せる方法、柔らかく見せる方法、
ここで鉛筆の種類が出てきます
Hは硬くて薄い、Bは柔らかくて濃いと言いましたが、デッサンではよくHは鈍い調子、Bは鮮やかな調子とか言います
白黒なのに鮮やかなんてあるかと思うでしょうが、書いてみると全然違います
手前に出てきているところははっきりバチバチ描きたいのでB系を使います
奥にあるもの、奥にまわり込んでいくところはH系を使います
これをするだけで前後感がかなり出ます
そしてもう一つ大事なのが、陰影です
ただ立っているモデルより、スポットライトを当てられているモデルの方が目立ちますよね
それとおんなじで書くものにも一方向の光を当ててあげます
実際より大げさに当てちゃうんです
見えなくても当てちゃうんです
よく言えば演出、悪く言えば捏造です
でも光が当たれば、ものの影側ができます
そしてものが床に落とす陰ができます
はい空間の出来上がり!!!
これらを意識しながら描いていると、
はっ!!空間が見えた!!と思う瞬間が来ます
それがめっちゃ楽しいんですね〜〜
ただの紙に、鉛筆だけで空間を作り出す
カッケェなぁ〜〜とか自画自賛しながら書いてます、楽しいです
好きなものの話を書くのは楽しいですね
思っていることを文字に起こして可視化するのも楽しいです
まだまだデッサンには深いところ、おもしろいところがありますがキリがないので
最近うまく書けたデッサンを貼って終わります
はぁぁぁ週末はついに実技入試だぁぁ
インフル三日で治ったのできっと大丈夫、大丈夫、、